曲木技法6〜熱間曲げ〜
今回は曲げの実験をしてみました。
200×40×15ミリ程度の小さい部材をお湯で煮て曲げる熱間曲げに挑戦してみました。
木目の通った材の方が曲げには適していますが、実験なので板目や目切れのある材も混ぜて曲げてみます。
十分に乾燥した材料なので、一晩水につけて含水率を高めておきます。
大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かし、材を入れて煮込みます。15ミリ程度なので30分も煮れば良いでしょう。煮込んだら熱々のうちに型に当てて曲げて行きます。今回は急なカーブで曲げるので凸凹の両方の型で挟んで曲げましたが、簡単な曲げであれば凸型だけでも十分曲がります。
クランプでしっかりと固定して、十分乾燥させます。
蒸気曲げのほうが一般的ですが、小さな部材の場合、設備が必要ない分お湯で煮て曲げた方が簡単かもしれません。
つづく